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タンゴッチ(仮)の紹介このページでは、「英語を学ぶすべての人へ」作者が作成した、英単語学習ソフトをご紹介します。更新記録:
<Table of Contents>タンゴッチ(仮)の概要タンゴッチ(仮)の構成 ![]() プログラムの使い方 「Item List」の見方 問題を自作する際の注意 注意事項 ![]() 参考文献 Special Thanks ご意見をお寄せください タンゴッチ(仮)の概要タンゴッチ(仮)は、ExcelのVBAを用いて作成された、英単語学習のためのプログラムです。無料で使用することが出来ます。使用には、Excel(ヴァージョン2000以上)が必要です。タンゴッチ(仮)の主な特徴は、以下の通りです。 1) 英単語に関する、精緻な処理を可能にします。 文脈を利用した学習、英語による定義と結びつける学習、英単語の入力が求められる学習など、全7種類の出題形式が用意されているため、単語に関する精緻な処理が可能です。ゆえに、受容知識にとどまらず、語彙に関する深い知識の習得が期待できます。 2) 英単語の体系的な復習を可能にします。 先行研究において有用性が実証されているSiegel and Misslet (1984)やVan Bussel(1994)のアルゴリズムを採用し、学習履歴に応じた出題スケジュールの自動生成を実現しました。ゆえに、難易度の高い単語や、苦手な単語のみを重点的に学習することが可能になり、語彙の長期的な記憶に必要な、定期的で体系的な復習を可能にしています。 3) Excelによる簡単な操作で、自作問題集の作成ができます。 Excelのセルにデータを入力するだけで、簡単に問題を作成することができます。 4) 単語ごとに学習履歴を管理することができます。 単語ごとの学習成績や、通算の学習時間・出題数・正答率などのデータは、すべてExcelファイルの形式で提供されますので、自由に閲覧・編集することができます。 5) 学習者が入力した英単語を複数の語彙リストと照らし合わせ、各語彙リストにおけるランク情報を自動的に表示します。 本プログラムには、「SVL12000(以下、SVL)」と「北海道大学英語語彙表(以下、北大リスト)」のデータが入力されています。学習者が英単語を入力すると、プログラムはその単語を2つの語彙リストと照合し、各語彙リストにおけるランク情報を自動的にシートに挿入します。各語彙リストにおけるランク情報を参照することで、学習者はその単語の客観的な難易度や、有用性を把握し(複数の語彙リストに収録されている英単語であるほど、有用性が高いと考えられます)、学習の指針とすることができます。 *現在、この機能は一時的にはずしてあります。 このページの先頭に戻る タンゴッチ(仮)の構成タンゴッチ(仮)は、以下の3つのシートから成り立っています。 画面左下の一覧の中から、シート名をクリックすると、表示するシートを切り替えることができます。各シートの概要は、以下の通りです。 1) Top Page プログラムを使用した、通算学習成績・時間を確認することができます。また、プログラムを起動するためのスタート・ボタンがあります。このシートはプログラムにより保護されているため、ユーザーが変更することはできません。 2) Item List 出題される英単語の問題データを作成・編集したり、英単語ごとの学習成績を閲覧することができます。このシートは、ユーザーが自由に変更することができます。 3) Study Log プログラムを使用した履歴が閲覧できます。プログラムを起動するごとに、「学習を開始した時間」、「学習を終了した時間」、「解いた問題の数」、「正解した問題の数」、「正答率」が記録されます。このシートはプログラムにより保護されているため、ユーザーが変更することはできません。 このページの先頭に戻る ダウンロードの仕方タンゴッチ(仮)をダウンロードするには、以下のリンクをクリックしてください。![]() (重要:タンゴッチ(仮)は、Excelのマクロで作成されています。使用するには、まずタンゴッチ(仮)のファイルを開く前にExcelを起動し、セキュリティ・レベルを「中」に変更します。 セキュリティ・レベルを変更するには、上の画面のように、「ツール」⇒「マクロ」⇒「セキュリティ」とクリックします。 すると、左のような画面が表示されますので、「セキュリティ・レベル」のタブをクリックし、「中」にチェックをつけます。 セキュリティ・レベルの変更が終わったら、いったんExcelを終了します。その後、以下の説明にしたがって、操作を行ってください。 ダウンロードしたファイルを解凍すると、「Elaborative Vocab Builder.xls」という名前のExcelファイルが現れます。「Elaborative Vocab Builder.xls」を開くと、 下のようなウィンドウが表示され、マクロを有効にするか無効にするか聞かれますので、「マクロを有効にする」をクリックしてください。 このページの先頭に戻る プログラムの使い方ダウンロードしたファイルから英単語学習プログラムを起動するためには、以下の手順に従ってください。1) プログラムの起動 ダウンロードしたエクセルファイルに含まれている3つのシートの中から、「Top Page」と書かれたシートをクリックします。シート中にある「問題開始ボタン」を押すと、以下のようなウィンドウが起動し、学習が始まります。 2) 出題順序の変更 プログラムの「出題順序」フレームのボタンをクリックすることで、出題順序を変えることができます(出題順序は、適宜変更することができます)。 (1) ランダム……登録されている単語が、ランダムに出題されます。 (2) 出題数が少ない……登録されている単語の中から、出題数が少ないものが優先して出題されます。 (3) 最近解いていない……登録されている単語の中から、最後に学習した日時が最も遅いものが優先して出題されます。 (4) 正答率順……登録されている単語の中から、正答率の低いものが優先して出題されます。 (5) 難易度順……登録されている単語の中から、「難易度」の高い単語が優先して出題されます(この出題方式は、van Bussel 1994のアルゴリズムを応用したものです。「難易度」に関する詳細は、「データシートの見方」中の「11.難易度」に関する説明をご覧下さい)。 ![]() Expanded rehearsalの特徴は、復習を重ねるごとに、復習と次の復習との間隔が、徐々に大きくなってゆくということです。 具体的には、ある単語を間違った際に、4回復習するとした場合、Expanded rehearsalでは、 ・ 1回目の復習:誤答の2アイテム後 ・ 2回目の復習:1回目の復習の3アイテム後 ・ 3回目の復習:2回目の復習の5アイテム後 ・ 4回目の復習:3回目の復習の7アイテム後 という感じで、徐々に間隔を大きくして、復習を繰り返します(これが、「Expanded rehearsal」という名前のゆえんです)。 本プログラムでは、「Expanded rehearsal」に基づいた出題順序として、「再出題間隔:(小)」、「再出題間隔:(中)」、「再出題間隔:(大)」の3種類が用意されているため、学習者が好みに応じて、出題間隔を調整することができます。 (「再出題間隔:(小)」では、復習と復習の間隔が短く、「再出題間隔:(大)」では、復習と復習の間隔が長いという違いがあります) また、本プログラムの「Expanded rehearsal」では、復習間隔を決める際には、部分的にランダムの要素も入っています。 「難易度順」では再出題の間隔が一定のため、何度も使用していると次にどの単語が出てくるか予想ができてしまうことがありますが、「Expanded rehearsal」では復習間隔が常に変わるため、「難易度順」よりも順番が予測しづらく、より実践的なアルゴリズムであるといえるでしょう。 3) 出題方式の変更 このプログラムでは、現在、以下の7つの出題方式で学習をすることができます。
「出題方式(お任せ)」「出題方式(お任せ)」という見出しの下にある以下の2つのボタンは、コンピュータに出題方式の選択をお任せするものです。2つのボタンの詳細は、以下の通りです。(1) ランダム……出題方式が1〜7の内、ランダムで決まります。 (2) Step-by-step……オススメ!コンピュータが各単語ごとに学習者の習熟度を判断し、習熟度に応じた出題方式を選択します。ある単語について学習を重ねるうちに、「文脈を使用した学習」⇒「文脈から切り離された学習」⇒「英語の定義と結びつける学習」⇒「英単語の入力を 求められる学習」というように、徐々に難易度の高い出題方式で語彙知識がテストされるようになるため、順を追って学習を進めてゆくことができます。 具体的には、各単語につき正解を重ねるうちに、出題方式が上の1〜7の順番で変わってゆきます。7の出題方式で正解した単語は、以降はランダムで5〜7の形式で出題されます。 「出題方式(指定する)」「出題方式(指定する)」という見出しの下にある7つのボタンは、ユーザーが任意に出題形式を切り替える際に使用するものです。 「英語⇒日本語(文脈付)」〜「日本語⇒英語(タイプ)」の7つのボタンをクリックすることで、先程の出題方式1〜7に相当する方法の中から、練習を行いたい出題方式を選択することができます。 このページの先頭に戻る 「Item List」の見方「Item List」という名前のシートを編集することで、自作の問題を作成することが可能です。しかし、不用意にデータを改変すると、ソフトが正常に動作しなくなってしまうおそれがあります。以下に、「Item List」の見方を解説いたしますので、各セルが何を示すかを理解したうえで、データの編集・作成を行ってください。
このページの先頭に戻る 問題を自作する際の注意問題を自作する際には、以下の点に気をつけてください。
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