英語教育・外国語教育・第二言語習得

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このページでは、作者が作成したプログラムをダウンロードすることができます(現在準備中)。作者が作成したプログラムには、以下のようなものがあります。

英単語学習ソフト:タンゴッチ
語彙テスト自動作成・添削ツール(仮)
Low-First Model Vocabulary Builder (一般公開予定なし)

英単語学習ソフト:タンゴッチ

名称 英単語学習ソフト:タンゴッチ
概要
語彙の習得においては、「1)未知語の情報を精緻に処理すること」、「2)体系的で意識的なリハーサルを行うこと」が重要であるといわれています(N. Ellis 1995; Hulstijn 2001)。

「タンゴッチ」は、コンピュータを使用することで、1)と2)とを同時に実現することを目指したプログラムです。

1つの学習項目につき、「英日翻訳(文脈あり・選択式)」、「日英翻訳(文脈なし・記述式)」、「英語定義とのマッチング」など、全7つの出題形式を用意することで、未知語の情報の精緻な処理の促進を目指しています。また、Siegel and Missel(1984)のIRR(increasing ratio review)、van Bussel(1994)のAPK(a priori knowledge sequencing procedure)など、6つの出題順序を用意し、ドリルでの学習履歴に応じて出題スケジュールを自動的に生成することで、体系的なリハーサルの実現を試みています。

ExcelのVBAを使用して作成されていますので、「Excelによる簡単な操作で、自作問題集の作成が可能」、「Excelを使用して、単語ごとに学習履歴を管理・閲覧することが可能」というメリットもあります。

公開予定 近日公開予定です。
研究
  • 2004年5月の東京大学大学院外国語教育学研究会において、本ソフトに関する発表をしました。

  • 2004年8月の外国語教育メディア学会全国大会において、本ソフトの学習効果検証研究に関する発表をしました。

使用実績
  • 2004年前期、某私立大学のTOEFL講座において、採用されました。

  • 2004年9月、某県立高校において、英検3級対策用のコンテンツを収録したバージョンが配布予定です。








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語彙テスト自動作成・添削ツール(仮)

名称 語彙テスト自動作成・添削ツール(仮)
概要
リストから出題項目を自動的に抽出し、語彙テストを自動作成するツールです。選択式問題/記述式問題、日英翻訳問題/英日翻訳問題/英語定義とのマッチング問題、文脈なしの問題/文脈ありの問題など、多彩な形式の問題を作成することができます。

選択式の問題に関しては、選択肢を自動で作成させることも可能です。

採点も自動で行うことができ、採点結果はSPSS、TDAPなどの外部ソフトにエクスポートできますので、テストの信頼性係数の計算、項目分析なども容易に行うことができます。

公開予定 近日公開予定です。
研究
  • 2004年5月の東京大学大学院外国語教育学研究会において、本ソフトに関する発表をしました。

  • 2004年8月の外国語教育メディア学会全国大会において、本ソフトを使用して収集したデータに関する発表をしました。

使用実績
  • 2004年前期、某私立大学のTOEFL講座において、採用されました。


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Low-First Model Vocabulary Builder

名称 Low-First Model Vocabulary Builder
概要
Low-First方式とは、中部大学の水野先生が考案された、学習項目の出題順序に関するアルゴリズムです。本ソフトは、VBAを使用して、Low-First方式およびその改良版を再現しました。

Low-First方式の詳細については、水野先生のホームページに詳しいのですが、ここでは、水野先生の御論文をもとに、ごく簡単に概要を申し上げます。

Low-First方式は、「学習時の再活性化量が多いほど、活性度の原則速度が緩やかになる」、「学習時の再活性化量と再生率は、ロジスティックな関係にあるため、再活性化量が一定に達すると、再生率は天井効果を示す」、「作業記憶容量が少ない学習者は、記憶活性度の減衰速度が速い」という認知心理学の知見に基づいて考案されたもので、以下の3つの原理から構成されています(水野 1999; 2001a)。

原理1 1セッションが終了するごとに、加重累積再生率(註)の低い順に項目を並び替え、次のセッションでの提示順序を変える
原理2 加重累積再生率が一定に達した項目は除外する
原理3 1セッションの誤答数に上限を設け、誤答の数が上限に達したら、まだすべての項目が提示されていなくても、そのセッションは終了とする

註)加重累積再生率

加重累積再生率は、以下の式で求めることができます。

Pn = Σ 2-(n-i+1) pi

(上の式中で、nは現在のセッション数、piはi番目のセッションでの当該項目の正誤(1/0)を表します)


Low-First Vocabulary Builderでは、Low-First方式を構成する3つの原理のうち、特定の原理をオフにしたり、加重累積再生率の学習終了基準や1セッション中の誤答数の上限を、任意の値に設定することもできます。

公開予定 現在のところ、一般公開予定はありません。
研究
  • 現在、本ソフトを使用して収集したデータに関して、修士論文を執筆中です。

使用実績
  • 2004年前期、某私立大学の公開講座において、データ収集のために使用されました。

  • 2004年9月、某私立高校において、データ収集のために使用されました。








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