東京大学言語変異・変化研究会@駒場

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当会について

主旨

 東京大学言語変異・変化研究会@駒場(The University of Tokyo Language Variation and Change, UTLVC@Komaba)は、通時的・共時的な言語変異と言語変化に関心を持つ東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻の大学院生・修了生・教員、および東京大学教養学部教養学科超域文化科学分科学際言語科学コースの学部生を中心とした組織です。主な活動は、年に2回開催される学生中心の研究発表会と一年を通じて開講される招聘講義です。国内外からの経験豊富な研究者による発表・講義を通じて言語の変異と変化への理解を深め、さらに学生の発表を積極的に促すことで当該分野の若手研究者の育成を目指しています。
 参加者の背景は歴史言語学、日本語学、方言学、英語学、中国語学、社会言語学など様々で、扱う言語も日本語、中国語、朝鮮・韓国語、ベトナム語、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、接触言語など多種多様です。言語の変異と変化に関する実証研究を軸に、対象とする言語や既存のディシプリンの枠を超えた学術交流の場を提供しています。
 通時的・共時的な言語の変異と変化にご関心のある方の参加を歓迎いたします!

現在の運営体制

世話人:

野村 剛史

野村 剛史
(のむら たかし)

専門は日本語学、古代から現代までの日本語の文法。主要な業績に『話し言葉の日本史』(2011年)、『日本語スタンダードの歴史ーミヤコ言葉から言文一致までー』(2013年)などがある。

寺澤 盾

寺澤 盾
(てらさわ じゅん)

専門は英語史、古英語期の詩の韻律・文体・本文批評。主要な業績に『英語の歴史—過去から未来への物語』(2008年)、『聖書でたどる英語の歴史』(2013年)、『英単語の世界—多義語と意味変化から見る』(2016年)などがある。

矢田 勉

矢田 勉
(やだ つとむ)

専門は日本語学、日本語史、日本語文字・表記の史的変遷。主要な業績に『国語文字・表記史の研究』(2012年)などがある。

宇佐美 洋

宇佐美 洋
(うさみ よう)

言語能力・言語運用の評価に関わる価値観の記述とその変容に関する研究

岩月 純一

岩月 純一
(いわつき じゅんいち)

社会言語学、近代東アジア言語政策史、ベトナムにおける書記言語の交代と変容

松本 和子

松本 和子
(まつもと かずこ)

変異理論を中心とした社会言語学。パラオや樺太などの旧植民地や在日ブラジル人、在外コリアンなどの移民社会の方言・言語接触を研究している。主要な業績に『Diaspora Japanese』(2022) がある。
URL:http://phiz.c.u-tokyo.ac.jp/~kmatsu/jp/

運営委員:

吉川 雅之

吉川 雅之
(よしかわ まさゆき)

世話人兼運営委員長

東アジアの諸言語の音韻と文字、文献資料に基づく通時的研究、野外調査に基づく共時的研究、香港・澳門・台湾・中国・シンガポールの諸言語・文字に関わる諸研究
URL:
http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~hongkong-macao/

金田 懐子

金田 懐子
(かねだ えこ)

社会言語学、言語の変異と変化、日本におけるドイツ語の方言接触、日本のドイツ人学校におけるドイツ語変種

蘇 柳朱

蘇 柳朱
(そ りゅうじゅ)

タイ・カダイ語族、特に音韻および文字に関する研究。

2019-2021:

矢田 勉

矢田 勉
(やだ つとむ)

世話人兼運営委員長

専門は日本語学、日本語史、日本語文字・表記の史的変遷。主要な業績に『国語文字・表記史の研究』(2012年)などがある。

滕越

滕 越
(とう えつ)

研究テーマ:言語使用者における言語態度、言語使用意識、アイデンティティの多様性に関する研究。特に、フェイス侵害行為における話者の言語使用意識、東アジアの国を移動した帰国子女の言語使用とアイデンティティについて

張雄善

張 雄善
(じゃん うんそん)

国語国字問題、特に明治時代における漢字存廃議論を中心として

2015-2018:

松本 和子

松本 和子
(まつもと かずこ)

世話人兼運営委員長

変異理論を中心とした社会言語学。パラオや樺太などの旧植民地や在日ブラジル人、在外コリアンなどの移民社会の方言・言語接触を研究している。主要な業績に『Diaspora Japanese』(2022) がある。
URL:http://phiz.c.u-tokyo.ac.jp/~kmatsu/jp/

奥村 晶子

奥村 晶子
(おくむら あきこ)

社会言語学、日本語の方言接触、メキシコの日本語変種

張 玥

張 玥
(ちょう ゆえ)

中国語学、上海語の変異と変化に関する研究、宣教師による欧文資料の研究

沿革

2015年2月吉日
東京大学言語変異・変化研究会@駒場(The University of Tokyo Language Variation and Change Association, UTLVC@Komaba)として発足。発起人である野村剛史教授、寺澤盾教授、吉川雅之准教授、松本和子准教授の指導のもと、当時の大学院生・修了生をメンバーとして活動を開始する。
2016年4月
野村剛史教授が東京大学名誉教授になられる。
2016年9月
宇佐美洋准教授、矢田勉准教授が新たに世話人として加わる。
2017年6月
岩月純一准教授が新たに世話人として加わる。
2021年4月
寺澤盾教授が東京大学名誉教授になられる。

現在に至る

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