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言語態第17号

言語態 第17号

2018年3月発行
A5判・並製・170頁
定価 700円

【目次】

論文
●桑原 旅人
「死の欲動」と「死の本能」の峻別
  ラカンからドゥルーズへ 007

●高 華鑫
戦後批評における「自然」と「大衆の原像」の系譜
  柄谷行人の初期エッセイを手掛かりに 023

●鳥居 万由実
金子光晴の詩集『鮫』におけるヒエロニムス・ボッシュの影響 041

●斉 金英
夏目漱石『それから』における徴兵忌避の「沈黙した声」
   「死」への恐怖と「名誉」への憧憬 065
 
●平井 裕香
川端康成「禽獣」の文体
 「彼」という空白を中心に 081   

●辛 西永
戦時体制の「メタファー」としての『時計』言説
  読者への情報伝達の回路を中心に 099

●趙 秀一
金石範「乳房のない女」論
 記憶を定位し直す語りの仕組みを中心に 115

●田中 雄大
穆時英「上海のフォックストロット(ある断片)」における視覚性
 風景描写および「映画的」要素の検討 135


書評
●奥畑 豊
アンジェラ・カーターの伝記を読む
 Edmund Gordon, The Invention of Angela Carter (2016)

問い合わせ先
東京大学駒場言語態研究会
mail : gengotai*phiz.c.u-tokyo.ac.jp (*は@にしてください)