・日時 2012年11月5日(月)18:00-20:00(17:30開場)
・会場 東京大学駒場キャンパス18号館1階ホール
・登壇者
・基調講演 多和田葉子(作家)
・パネリスト 松永美穂 (早稲田大学大学院・教授)
エリス俊子(東京大学大学院・教授)
岩川ありさ(東京大学大学院・博士課程)
・司会 武田将明 (東京大学大学院・准教授)
・主催 言語態研究会
・共催 基盤研究(B) 「翻訳、横断性、共同体の問いに関する総合的研究」
・使用言語 日本語|入場無料|事前登録不要
日本語とドイツ語のあいだに「詩的な峡谷」を見出しながら創作を続けている作家・多和田葉子さんをお迎えし、文学の言葉と、ジェンダー、セクシュアリティがどのように関連するのかについて話しあいたいと思います。多和田さんは、これまでも、『容疑者の夜行列車』(2002)、『旅をする裸の眼』(2004)、『アメリカ 非道の大陸』(2006)など、女性たちが母語の外へと旅する小説を多く書いています。また、近年では、『ボルドーの義兄』(2009)、『尼僧とキューピッドの弓』(2010)、『雪の練習生』(2011) など、女性たちが「自らの物語=自伝」を語るために新たな人々の結びつきを模索する小説をたくさん発表しています。本シンポジウムにおいては、文学研究や批評、創作を行う人々の参加をえて、ジェンダー、セクシュアリティという視座から文学テクストへとアプローチし、多和田文学の読みをめぐる新たな展開や枠組みを構築したいと考えています。
・多和田葉子さん・プロフィール
1960年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルグ大学修士課程、チューリッヒ大学博士課程修了。1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語の2言語で作品を発表している。1991年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞受賞。1993年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。1996年シャミッソー賞、2005年ゲーテメダル受賞。代表作に『犬婿入り』(講談社)、『容疑者の夜行列車』(青土社)、『雪の練習生』(新潮社)、『雲をつかむ話』(講談社)など多数。
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東京大学駒場言語態研究会
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