言語態 第5号
2004年10月発行
定価 700円
【目次】
論文
●久保昭博
ことわざの言語態
文態論のために
●小森謙一郎
J.デリダの筆跡学 ハイデガーの口とニーチェの手
●互盛央
沈黙の語り
●安原伸一朗
沈黙による分派者
モスクワ裁判をめぐるモーリス・ブランショの1937年の文芸批評
●大森晋輔
スペクタクル・模倣・ステレオタイプ
クロソウスキーと絵画
●三枝大修
メドゥーサ探し
『マルドロールの歌』における「対面」について
●村瀬甲治
<書き手>の神出、<声>の鬼没
宮澤賢治「風〔の〕又三郎」試論
●多羅尾歩
一葉『にごりえ』試論
注釈の空白箇所をめぐって
●渡邊英理
織り込まれた断念
田山花袋『重右衛門の最後』における物語の力学
●スエナガ エウニセ
親子関係から逃れられない狭衣
『狭衣物語』の狭衣と堀川の大殿をめぐって
●木村朗子
中世八幡信仰における戦の記憶
神功皇后伝承の変容をめぐって
●内藤まりこ
姿の問題圏
和歌と作庭との連関をよみとく
●藤田省一
翻ってわたしを傷つけにくる言葉
多和田葉子『文字移植/アルファベットの傷口』における翻訳
●高畑一路
非線形ディスクールにおける作者と読者
ハイパーテクスト再考#2
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